吸込針/型締装置/金型
プラスチック加工機械用語において、用語の分類の中で、”(c)ブロー成形機”に分類されている用語のうち、『吸込針』、『型締装置』、『金型』のJIS規格における定義その他について。
プラスチックを成形加工するプラスチック加工機械のうち、射出成形機、ブロー成形機、押出成形機について、主としてカタログや仕様書などに用いる用語やその定義について規定しているプラスチック加工機械-用語(JIS B 8650)において、用語分類の ”(c)ブロー成形機”に分類されているプラスチック加工機械用語には、以下の、『吸込針』、『型締装置』、『金型』などの用語が定義されています。
プラスチック加工機械-用語(JIS B 8650)
⇒【(c)ブロー成形機 】
分類: プラスチック加工機械用語 > (c)ブロー成形機
番号: 343
用語: 吸込針
定義:
金型内に設置され、パリソンを突き破って吸込エアを吹き込む針。
単位:
−
対応英語(参考):
blowing needle
分類: プラスチック加工機械用語 > (c)ブロー成形機
番号: 344
用語: 型締装置
定義:
金型を開閉させ、型締力(※1)を加える装置。
単位:
−
対応英語(参考):
mould clamping unit
分類: プラスチック加工機械用語 > (c)ブロー成形機
番号: 345
用語: 金型
定義:
成形材料を一定の形状に成形するための金属製の型。
a)押出ブロー成形機では、開いた状態からパリソンを挟み込んで成形する。
b)射出ブロー成形機では、プリフォーム(※2)を成形する金型とブロー金型の2種類がある。
単位:
−
対応英語(参考):
mould
(※1)
型締力とは、吸込圧力又は充てん時の成形材料の圧力に抵抗して、金型を閉じておくために金型に加える力のことです。
(※2)
プリフォームとは、あらかじめ、有底の筒状に成形された予備成形品のことです。
射出ブロー成形機では、次工程でブロー成形させます。
2段ブロー成形機(加熱装置をもつ金型に、プリフォームを供給・再加熱して、中空体の製品をブロー成形するブロー成形機)では、プリフォームを再加熱してブロー成形されます。
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