ダイ・コア/ダイギャップ/パリソンコントロール
プラスチック加工機械用語において、用語の分類の中で、”(c)ブロー成形機”に分類されている用語のうち、『ダイ・コア』、『ダイギャップ』、『パリソンコントロール』のJIS規格における定義その他について。
プラスチックを成形加工するプラスチック加工機械のうち、射出成形機、ブロー成形機、押出成形機について、主としてカタログや仕様書などに用いる用語やその定義について規定しているプラスチック加工機械-用語(JIS B 8650)において、用語分類の ”(c)ブロー成形機”に分類されているプラスチック加工機械用語には、以下の、『ダイ・コア』、『ダイギャップ』、『パリソンコントロール』などの用語が定義されています。
プラスチック加工機械-用語(JIS B 8650)
⇒【(c)ブロー成形機 】
分類: プラスチック加工機械用語 > (c)ブロー成形機
番号: 331
用語: ダイ・コア
定義:
ヘッド先端(パリソン吐出部)に取り付けられ、パリソン(※1)の外径及び肉厚を規制する部品。
ダイは外側にあって、その出口径がパリソンの外径に影響を与える。
コアは内側にあって、パリソンの肉厚及び内径に影響を与える。
単位:
−
対応英語(参考):
die and core
分類: プラスチック加工機械用語 > (c)ブロー成形機
番号: 332
用語: ダイギャップ
定義:
ダイの内径とコアの外径によって生じる、パリソン吐出し部のすきま。
パリソンの肉厚を規制する。
通常コアを上下させることでこのすきまを変化させることができる。
単位:
−
対応英語(参考):
die gap
分類: プラスチック加工機械用語 > (c)ブロー成形機
番号: 333
用語: パリソンコントロール
定義:
ダイとコアとのすきまを変化させて行うパリソン流れ方向の肉厚制御。
単位:
−
対応英語(参考):
parison control
(※1)
パリソンとは、筒状又は管状の形状で溶融状態の成形材料のことです。
押出ブローでは、これを直接金型に挟み込んで成形します。
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