押出圧力/アダプタ/連続ヘッド
プラスチック加工機械用語において、用語の分類の中で、”(c)ブロー成形機”に分類されている用語のうち、『押出圧力』、『アダプタ』、『連続ヘッド』のJIS規格における定義その他について。
プラスチックを成形加工するプラスチック加工機械のうち、射出成形機、ブロー成形機、押出成形機について、主としてカタログや仕様書などに用いる用語やその定義について規定しているプラスチック加工機械-用語(JIS B 8650)において、用語分類の ”(c)ブロー成形機”に分類されているプラスチック加工機械用語には、以下の、『押出圧力』、『アダプタ』、『連続ヘッド』などの用語が定義されています。
プラスチック加工機械-用語(JIS B 8650)
⇒【(c)ブロー成形機 】
分類: プラスチック加工機械用語 > (c)ブロー成形機
番号: 325
用語: 押出圧力
定義:
成形材料を押し出すときの、スクリュー(※1)先端部の圧力。
単位:
MPa
対応英語(参考):
extrusion pressure
分類: プラスチック加工機械用語 > (c)ブロー成形機
番号: 326
用語: アダプタ
定義:
押出機とヘッドをつなぐ部分。
単位:
−
対応英語(参考):
adapter
分類: プラスチック加工機械用語 > (c)ブロー成形機
番号: 327
用語: 連続ヘッド
定義:
パリソン(※2)を連続的に形成させる部位。
押出機から押し出される成形材料を通過させることで、円筒状のパリソンを形成する。
各種の流路形状による方式がある。
また、複数のパリソンを形成できる多頭ヘッドや複数の成形材料による多層パリソンを形成する多層ヘッド等がある。
備考:
クロスヘッドともいう。
単位:
−
対応英語(参考):
continuous head,
crosshead
(※1)
スクリューとは、ブロー成形機のシリンダ内で回転することによって、成形材料を移送、溶融、混錬(材料相互の位置の交換を行うだけでなく、凝集物の引離しを目的とした破砕作用を積極的に求める操作のことで、分散とも呼ばれる操作形態)などをする溝をもつ軸のことです。
(※2)
パリソンとは、筒状又は管状の形状で溶融状態の成形材料のことです。
押出ブローでは、これを直接金型に挟み込んで成形します。
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