射出ストローク/射出圧力/保圧
プラスチック加工機械用語において、用語の分類の中で、”(b)射出成形機”に分類されている用語のうち、『射出ストローク』、『射出圧力』、『保圧』のJIS規格における定義その他について。
プラスチックを成形加工するプラスチック加工機械のうち、射出成形機、ブロー成形機、押出成形機について、主としてカタログや仕様書などに用いる用語やその定義について規定しているプラスチック加工機械-用語(JIS B 8650)において、用語分類の ”(b)射出成形機”に分類されているプラスチック加工機械用語には、以下の、『射出ストローク』、『射出圧力』、『保圧』などの用語が定義されています。
プラスチック加工機械-用語(JIS B 8650)
⇒【(b)射出成形機 】
分類: プラスチック加工機械用語 > (b)射出成形機
番号: 204
用語: 射出ストローク
定義:
成形材料を射出するときのスクリュー(※1)又はプランジャ(※2)の移動距離。
単位:
mm
対応英語(参考):
injection stroke
分類: プラスチック加工機械用語 > (b)射出成形機
番号: 205
用語: 射出圧力
定義:
成形材料を射出するときのスクリュー又はプランジャの先端圧力。
単位:
MPa
対応英語(参考):
injection pressure
分類: プラスチック加工機械用語 > (b)射出成形機
番号: 206
用語: 保圧
定義:
金型に成形材料を射出充てん(充填)後、成形品の収縮を補うためのスクリュー又はプランジャの先端圧力。
単位:
MPa
対応英語(参考):
holding pressure
(※1)
スクリューとは、射出成形機の加熱シリンダ内で回転することによって、成形材料を移送、溶融、混錬する(らせん状)螺旋状の溝をもつ軸のことです。
一般的には供給部、圧縮部、計量部の3ゾーンから成っています。
(※2)
プランジャとは、成形材料を金型に射出する棒状ピストンのことです。
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