射出成形,ブロー成形,押出成形など樹脂成形機,金型等の用語

 

型締装置/型締方式/安全扉



プラスチック加工機械用語において、用語の分類の中で、”(b)射出成形機”に分類されている用語のうち、『型締装置』、『型締方式』、『安全扉』のJIS規格における定義その他について。

プラスチックを成形加工するプラスチック加工機械のうち、射出成形機、ブロー成形機、押出成形機について、主としてカタログや仕様書などに用いる用語やその定義について規定しているプラスチック加工機械-用語(JIS B 8650)において、用語分類の ”(b)射出成形機”に分類されているプラスチック加工機械用語には、以下の、『型締装置』、『型締方式』、『安全扉』などの用語が定義されています。

プラスチック加工機械-用語(JIS B 8650)
⇒【(b)射出成形機 】


分類: プラスチック加工機械用語 > (b)射出成形機

番号: 231

用語: 型締装置

定義:
金型を開閉させ、型締力
(※1)を加える装置。

単位:

対応英語(参考):
mould clamping unit


分類: プラスチック加工機械用語 > (b)射出成形機

番号: 232

用語: 型締方式

定義:
型締装置の方式をいう。
型締装置の方式には直圧式、トグル式、複合式などがある。
備考1.
直圧式:
油圧シリンダ、電動機などの動力源で発生する力を型締力とする方式。
備考2.
トグル式:
油圧シリンダ、電動機などの動力源で発生する力をトグル機構で拡大して型締力とする方式。
備考3.
複合式:
型締力の発生と型開閉動作を別々のアクチュエータ
(※3)(油圧シリンダ、電動機など)によって作動させ、その動作を切り替えるための装置を備えている方式。

単位:

対応英語(参考):
mould clamping system


分類: プラスチック加工機械用語 > (b)射出成形機

番号: 233

用語: 安全扉

定義:
射出成形機の金型開閉機構部に設けられる扉状の安全装置。
この扉が開かれている間は、型閉じが行われないよう、電気的、機械的、油圧的などで型締装置に連動している。

単位:

対応英語(参考):
safety door,
safety gate


(※1)
型締力とは、充てん時の成形材料の圧力に抵抗して、金型を閉じておくために金型に加える力のことです。

(※2)
アクチュエータとは、油圧シリンダ(油圧シリンダー)など、流体のエネルギーを用いて機械的な仕事をする機器のことです。