フィーダ/スクリュー/スクリューヘッド
プラスチック加工機械用語において、用語の分類の中で、”(b)射出成形機”に分類されている用語のうち、『フィーダ』、『スクリュー』、『スクリューヘッド』のJIS規格における定義その他について。
プラスチックを成形加工するプラスチック加工機械のうち、射出成形機、ブロー成形機、押出成形機について、主としてカタログや仕様書などに用いる用語やその定義について規定しているプラスチック加工機械-用語(JIS B 8650)において、用語分類の ”(b)射出成形機”に分類されているプラスチック加工機械用語には、以下の、『フィーダ』、『スクリュー』、『スクリューヘッド』などの用語が定義されています。
プラスチック加工機械-用語(JIS B 8650)
⇒【(b)射出成形機 】
分類: プラスチック加工機械用語 > (b)射出成形機
番号: 216
用語: フィーダ
定義:
射出成形機のスクリューに成形材料を連続的に一定量供給する装置。
単位:
−
対応英語(参考):
feeder
分類: プラスチック加工機械用語 > (b)射出成形機
番号: 217
用語: スクリュー
定義:
射出成形機の加熱シリンダ(※1)内で回転することによって、成形材料を移送、溶融、混錬(※2)する(らせん状)螺旋状の溝をもつ軸。
備考:
一般的には供給部、圧縮部、計量部の3ゾーンから成っている。
単位:
−
対応英語(参考):
screw
分類: プラスチック加工機械用語 > (b)射出成形機
番号: 218
用語: スクリューヘッド
定義:
スクリューの先端に取り付けて、主に成形材料の逆流を防止する部品。
逆流防止タイプ、ストレートタイプなど種々の形式がある。
単位:
−
対応英語(参考):
screw head
(※1)
加熱シリンダとは、バレル、又は加熱筒ともいい、成形材料を入れ、加熱するための筒状のハウジングのことです。
回転するスクリュー(一般的には供給部、圧縮部、計量部の3ゾーンから構成され、射出成形機の加熱シリンダ内で回転することによって、成形材料を移送、溶融、混錬する螺旋状の溝をもつ軸)を内蔵します。
(※2)
混錬とは、材料相互の位置の交換(混合)を行うだけでなく、凝集物の引離しを目的とした破砕作用を積極的に求める操作のことで、分散(dispersion)とも呼ばれる操作形態です。
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