押出圧力/押出質量/温度制御ゾーン
プラスチック加工機械用語において、用語の分類の中で、”(a)押出成形機”に分類されている用語のうち、『押出圧力』、『押出質量』、『温度制御ゾーン』のJIS規格における定義その他について。
プラスチックを成形加工するプラスチック加工機械のうち、射出成形機、ブロー成形機、押出成形機について、主としてカタログや仕様書などに用いる用語やその定義について規定しているプラスチック加工機械-用語(JIS B 8650)において、用語分類の ”(a)押出成形機”に分類されているプラスチック加工機械用語には、以下の、『押出圧力』、『押出質量』、『温度制御ゾーン』などの用語が定義されています。
プラスチック加工機械-用語(JIS B 8650)
⇒【(a)押出成形機 】
分類: プラスチック加工機械用語 > (a)押出成形機
番号: 107
用語: 押出圧力
定義:
成形材料を押し出すときの、スクリュー(※1)先端部の圧力。
単位:
MPa
対応英語(参考):
extrusion pressure
分類: プラスチック加工機械用語 > (a)押出成形機
番号: 108
用語: 押出質量
定義:
単位時間に押出機から押し出される成形材料の質量。
単位:
kg/h
対応英語(参考):
throughput rate
分類: プラスチック加工機械用語 > (a)押出成形機
番号: 109
用語: 温度制御ゾーン
定義:
バレル(※2)、ヘッド(※3)及びダイ(※4)の温度制御領域。
単位:
−
対応英語(参考):
temperature control zone
(※1)
スクリューとは、押出機のバレル内で回転することによって、成形材料を移送、溶融、混錬、脱揮などをする溝をもつ軸のことです。
(※2)
バレルとは、成形材料を入れ、加熱、冷却するための筒状のハウジングのことです。
シリンダともいい、回転するスクリューを内蔵し、外部から加熱又は冷却できる構造になっています。
(※3)
ヘッドとは、バレルの先端に位置する部分のことです。
(※4)
ダイとは、連続的に一定形状に成形するために押出機の出口に取り付ける金属性の型のことです。
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