混合／混練／比エネルギー
プラスチック加工機械用語において、用語の分類の中で、”（a）押出成形機”に分類されている用語のうち、『混合』、『混練』、『比エネルギー』のJIS規格における定義その他について。
プラスチックを成形加工するプラスチック加工機械のうち、射出成形機、ブロー成形機、押出成形機について、主としてカタログや仕様書などに用いる用語やその定義について規定しているプラスチック加工機械-用語（JIS B 8650）において、用語分類の ”（a）押出成形機”に分類されているプラスチック加工機械用語には、以下の、『混合』、『混練』、『比エネルギー』などの用語が定義されています。
プラスチック加工機械-用語（JIS B 8650）
⇒【（a）押出成形機 】
分類： プラスチック加工機械用語 > （a）押出成形機
番号： 104
用語： 混合
定義：
対象原料の凝集物の破砕作用を積極的に求めない作用で、材料相互の位置の交換を行うことにより、均一に、かつ、微細に入り組んだ状態を作り出す操作。
この操作形態は、分配（distribution）とも呼ばれる。
単位：
−
対応英語（参考）：
blending
分類： プラスチック加工機械用語 > （a）押出成形機
番号： 105
用語： 混練
定義：
材料相互の位置の交換（混合）を行うだけでなく、凝集物の引離しを目的とした破砕作用を積極的に求める操作。
この操作形態は、分散（dispersion）とも呼ばれる。
単位：
−
対応英語（参考）：
mixing
分類： プラスチック加工機械用語 > （a）押出成形機
番号： 106
用語： 比エネルギー
定義：
原料に対し押出機で行った仕事を単位押出質量当たりで表した値。
電動機効率及び機械効率を加味した押出機電動機消費電力量を押出質量（※1）で除して求める。
混錬・混合の目安として用いられる。
単位：
kWh/kg
対応英語（参考）：
ESP,
specific energy consumption
（※1）
押出質量とは、単位時間に押出機から押し出される成形材料の質量のことです。
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