造粒/水中カット/ホットカット/ストランドカット
プラスチック加工機械用語において、用語の分類の中で、”(a)押出成形機”に分類されている用語のうち、『造粒』、『水中カット』、『ホットカット』、『ストランドカット』のJIS規格における定義その他について。
プラスチックを成形加工するプラスチック加工機械のうち、射出成形機、ブロー成形機、押出成形機について、主としてカタログや仕様書などに用いる用語やその定義について規定しているプラスチック加工機械-用語(JIS B 8650)において、用語分類の ”(a)押出成形機”に分類されているプラスチック加工機械用語には、以下の、『造粒』、『水中カット』、『ホットカット』、『ストランドカット』などの用語が定義されています。
プラスチック加工機械-用語(JIS B 8650)
⇒【(a)押出成形機 】
分類: プラスチック加工機械用語 > (a)押出成形機
番号: 137
用語: 造粒
定義:
溶融樹脂(ポリマー(※1))を粒状の成形材料(ペレット)にカット成形すること。
備考:
水中カット、ホットカット、ストランドカットなどの方式がある。
単位:
−
対応英語(参考):
pelletizing
分類: プラスチック加工機械用語 > (a)押出成形機
番号: 138
用語: 水中カット
定義:
カッターブレードをダイの前面に接して回転させ、押し出されるストランドを水中で切断すること。
単位:
−
対応英語(参考):
underwater cut
分類: プラスチック加工機械用語 > (a)押出成形機
番号: 139
用語: ホットカット
定義:
カッターブレードをダイ(※2)の前面に接して回転させ、押し出されるストランドを空中で切断すること。
単位:
−
対応英語(参考):
hot cut
分類: プラスチック加工機械用語 > (a)押出成形機
番号: 140
用語: ストランドカット
定義:
ダイから溶融樹脂を細いひも状(紐状)に押し出し、水槽へ引き込み冷却し、その後切断すること。
単位:
−
対応英語(参考):
strand cut
(※1)
ポリマーについては、以下のJIS規格があります。
JIS K 6899-1
プラスチック−記号及び略語−第1部:基本ポリマー及びその特性
この規格では、プラスチックに用いられる基本ポリマーの略語、その構成要素の記号及びプラスチックの特性の記号について規定されています。
この規格では、用法が確立されている略語だけを取り上げていて、その目的は、一つのプラスチックに複数の略語が用いられることを防ぐとともに、一つの略語に複数の解釈を与えることを防ぐために規定されています。
(※2)
押出成形機におけるダイとは、連続的に一定形状に成形するために押出機の出口に取り付ける金属製の型のことです。
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